実現性検証・KGI・KPI・MVPの確立

実現性検証・KGI・KPI・MVPの確立

目次

  • 事業成長のポイント
  • 実現性検証
  • KGI・KPI・MVP
  • Tips

事業成長のポイント

 Biz羅針盤では、これから事業を開始するビジネスパーソンのペイン(失敗/苦悩)をリムーブ(除去/軽減)すべく、「商売成立条件」「開発内容の決定」の記事も無料で公開しております。順を追って学ぶことで、より理解も深まるかと思いますので、こちらの記事もご参照下さい。

 先にご紹介の記事でも、お伝えしていますが、事業を成長させるためのポイントは以下3点です。

  1. 3大コストを把握すること
  2. 事業計画を策定すること
  3. 事業特性を理解すること

実現性検証

 実現性検証は、“Proof of Concept”とも言われます。すなわち、“その事業内容が本当に市場で通用するのか”ということを確認していくことになります。具体的なプロセスは次のとおりです。

  1. 事業を成長させるポイントを押さえる
  2. 開発した商品・サービスを市場に提供
  3. 月次サイクルで収支バランスを検証

 その上で、“その事業内容が本当に市場で通用するのか”という点の解像度を高めていきます。具体的には、”このまま事業を継続していて”①資金は足りるのか②成長するのかが重要になります。

・倒産確率を知る

 起業家の先輩方も、当然ながら上記のポイントを押さえながら、自分たちがイケる!と思った事業を開始し、いわゆる起業を試みております。他方、創業して1年以内にどれだけの会社が倒産に追い込まれるか、その割合をご存じでしょうか。

 1年以内に「30%」の会社が倒産する、と言われております。2年以内には追加で30%が倒産し、3年以内には更にその30%が倒産することになります。すなわち、志高く起業した場合でも、3年間で、全体の約10%程度しか、会社や事業が存続していないということを意味します。  

・成功/失敗要因を学ぶ

 また、事業の「成功」「失敗」の要因ですが、付加価値をつけることができなかった実力不足の問題なのか、努力不足の問題なのか、タイミングも問題なのか、対象市場の問題なのか等いろんな要素があります。出発時には見えていなかったとしても、想定外のトラブルは多々生じるということです。

KGI・KPI・MVP

 以下は、企業が掲げる目標について、その達成具合を測定する指標となります。実務経験者であれば、定量的な数値目標が重要であることは、ご理解いただけるかと思います。

  • KGI:Key Goal Indicator
  • KPI:Key Performance Indicator
  • MVP:Minimal Valuable Product

 事業の核となる、いわば「センターピン」として、事業の骨格が構築できると、その骨組みを強固にする過程が重要となります。そこで重視される定量的な指標=KGI/KPIであります。そして、その前段階として、「コンセプトの立証」や「初期事業の検証」の軸=MVPになります。

 なお、MVPについて、詳細を学びたい方は、こちらの記事も合わせてご参照下さい。

Tips

 これは、起業家のスタンスにもよりますが、下記2つのパターンがあると考えます。

  • 起業プロセス
    ① 資金調達 → 会社設立 → 事業開始
    ② KGI/KPI/MVPの確立 → 事業開始

 前者が、わりと主流な起業プロセスに思います。他方、わたしの原体験(失敗経験)からのアドバイスとしては、まずはしっかりとした軸(KGI/KPI/MVP)を確立することが重要と言えます。それができた後に、事業実施していくと、企業/事業の方向性も定めやすいのではないかと思います。

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